我が家から車で1時間もかからない場所に、小貝川ふれあい公園があります。
小貝川の河川敷を利用した自然公園ですが、5月中旬から末にかけて、広大なポピーの花畑が出現します。
5月の日の出は、朝5時直前。
夜明けの4時半にはすでに明るくなっています。
この頃には、このポピー花畑には数百人の写真家たちが一列に三脚を立てているのです。
最近の写真雑誌に、このポピー花畑の写真が掲載されたこともあり、県外のナンバープレートの車が多くなったように思います。
なぜ、人気かと言うと、日の出の太陽が筑波山の背後から昇る手前に、ポピーの花が逆光で浮かび上がるというシチュエーションなのです。
よくありがちな、高圧鉄塔や電柱がカメラフレームに入らないというもの、今時なかなかないのです。
日の出の数分間を撮影した写真家たちは、瞬く間に帰ってしまいます。
明るくなって公園に遊びに来る人たちには、夜明け前後に数百人の写真家がこの場所にいたとは想像できないだろうと思うのです。