今回、西伊豆撮影旅行の目的地の一つが、「恋人岬」でした。
全国に、「恋人の聖地」と呼ばれる特定非営利活動法人(NPO)地域活性化支援センターが主催する「恋人の聖地プロジェクト」により選定されたデートスポットが多数ありますが、この名前が似ている「恋人岬」は、この「恋人の聖地」には選ばれていません。
だから余計に行ってみたいと思ったのです。
無料の駐車場に車を止めると、目の前に人の手のような大きな彫刻と、駅のホームにある駅名標識がありました。
これが「恋人岬」か。
いまいちだなぁ。
次の駅名が、「結婚」。
うぅ、ちょっと苦しいが、まあいいか。
「といおんせん」とは、恋人岬近くの土肥温泉のことです。
せっかく来たのだから、とりあえず周りも見ておこうと思い歩き始めたのでした。
かわいい建物の横に、ハート型の花壇。
その絵馬の下に「←恋人岬」の立て札が???
あれっ? 恋人岬は、まだ700メートル先なの?
ということで、てくてくと歩き始めたのでした。
山道をしばらく歩くと遠くに驚きの光景。思わず”おぉ”と声が出ました。
感激というより、あの長い階段を下るのか。。。
帰りは、登りだなぁ。。。 という”おぉ”です。
伊豆市も、よくぞこのような階段を作ったものです。
他で見たことがないような階段です。
この階段を下りながら、Takataroは考えました。
おそらく、これを造った伊豆市は、目的があったはずだ、と想像を膨らませたTakataroでした。
恋人達よ!
恋愛期間中は、長い階段を降りる時のように疲れることもなく遠くの美しい景色を楽しむ余裕が有る日々だが、
いざ結婚してしまうと、長い長い上り坂を、汗をかきながら、遠くの景色を見る余裕もなく、ただ足元を見て登る日々になる。
きっと、伊豆市は若者に教訓を教えているのにちがいない。
なんてことを考えながら”恋人岬”の先端に向かったのです。
案の定、下りだけと思ったゴールの展望台の直前には上り階段があり登らなければなりません。
まるで人生のよう。恋人達の人生を暗示しているにちがいない。
愛の鐘「ラブコールベル」です。
この鐘を3回鳴らしながら愛しい人の名を呼ぶと愛が実るといわれています。
日本って、本当に平和だなぁ。
いつから、このお金が置いてあるかわからないけど、誰も持ってかないんだ。
この時、若い女性が一人で展望台にやってきました。
自撮り棒で写真を撮ったりしていました。
私Takataroも一人でしたが、「ここには一人で来ない方が良いよ」と心の中でその女性に話しかけていました。
伊豆市観光情報の公式ページ
http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2528
”恋人岬”の場所