伊豆半島の西岸に土肥(とい)金山史跡があります。
寂れた炭鉱のような場所を想像していましたが、着いたところは道の駅かと勘違いしそうな場所でした。
何か、想像していたよりレジャーランドっぽい。
ここは、江戸時代に金の採掘が始まり、明治時代から昭和にかけて、佐渡金山に次ぐ金の採掘量を誇った場所ですが、現在は金が枯渇し閉山となり観光史跡になっています。
現在は、三菱マテリアルのグループ会社が管理しています。
施設の中に入ると、まさにレジャーランドのような金の像などがあります。
坑道は狭く細い。
天井も低い。
坑道内には、江戸時代の金の採掘方法がマネキン人形で再現されています、
これは、砂金を水で洗う場所です。
坑道はそれほど長いものではありませんが、土を掘るのと異なり、金を含む岩(金鉱石)を掘り進むのですから、江戸時代の道具を考えると、かなりの重労働であったことがわかります。
坑道を出て、「黄金館」という建物に入ると、そこには本物の金塊が鎮座していました。
まず、映画などでしか見たことがない(Takataroはです)金の延べ棒がありました。
透明な箱に穴が開いていて、金の延べ棒に自由に触ることができます。
私Takataro、生まれて初めて金の延べ棒を持ちました。
大きさから見て、片手で軽く持ち上がると思ったら、持ち上がらない。
なんと、この大きさで12.5kgもあるのです。
金の比重は19.3。
つまり水の19.3倍の重さがあるのです。
(ちなみに鉄は、7.86)
映画では、銀行の金庫破りが金塊を袋に入れてごっそり盗むということになっていますが、あれは無理だとわかります。
そして、その隣には重量250kgの世界最大の金塊が、惜しげもなく置いてあります。
金の延べ棒の学習効果があり、穴から手を入れで表面を撫ぜるだけ。持ち上げようという気にもなりません。
土肥金山の公式ページ
http://www.toikinzan.com/about/
土肥金山の場所