前回は、諏訪大社 上社の木落しをご紹介しました。
上社で8本の御柱(おんばしら)を3日間かけて丘から落とす(滑らす)のです。
この木落しののち、御柱はそのまま1kmほど諏訪大社上社の方角に曳かれていきます。
そこには何と、川があるのです。
この川をどうやって越えるのか?
まさか、巨木の御柱を川に引きずり込むということはないだろうと見ていると、男衆がおもむろにフンドシ姿になって川に入って行きました。
そのあとは、怒涛の川越しが始まります。
川に引きずり込まれた御柱の羽というか角のように飛びたした丸太(「めどでこ」、といいます)には、男衆が鈴なりにしがみついたままなのです。
この御柱が川に入ったときはすでに夕刻、対岸に曳き上げられたときは、すでに日は沈んでいました。
いやいや、御柱の木落しよりも、この御柱の川越えのほうが豪快で見ていて力が入るではないですか。
下社には、川越しがないのですが、木落しが凄まじいのです。
上社の木落し➕川越しと、下社の木落し、どちらを見るべきかと聞かれると、両方見るべきと言わざるを得ない奇祭です。
御柱祭2016の公式ページ_上社山出し
http://www.onbashira.jp/yamadashi/kamisha/
御柱祭 イベント会場地図(手作り)
御柱祭を調べたとき、どこで何が行われるのか、なかなかイメージできません。
特に、「諏訪大社上社」をGooglemapで調べても、下社しか出てこなかったりします。
そこで、ご参考になればと思い、即席で地図を作成してみました。
お役に立てば。