2010年の4月から5月にかけて、御柱祭(おんばしら)を撮影しました。
御柱祭は、数えで7年(満では6年)に一度(寅年と申年)の式年祭なので、そのうちブログにアップするつもりでしたが、もはや今年が7年目(満6年目)の御柱祭の年になってしまいました。
4月2日から、一般に見学できる御柱祭のスケジュール(木落し)が始まるため。大急ぎで画像をアップしたいと思います。
この御柱祭は、諏訪大社の上社と下社に、7年に1回の頻度で、合計16本の巨木の柱(御柱)を建て替えるというものです。
この祭のために、諏訪地方全域の町村が参加するという壮大な祭なのです。
そのため、1回のブログでは紹介しきれないため、分割してシリーズでご紹介することになります。
一般に公開される御柱祭は、下記サイトをご覧ください。
御柱祭 2016年の公式ページ
http://www.onbashira.jp/topics/archives/000040.php
このブログでは、前回撮影した木落し と里曳きをご紹介します。
足らないところは、今年撮影して追加したいと思っています。
山から切り出した巨木を、人力で諏訪大社の境内に運んで、どうするのか?
なぜ、巨木を人力で運ぶのかいう目的の画像です。
諏訪社の境内に巨木を、おっ立てるのです。
多数の男衆が横倒しの巨木にしがみついたまま、おっ立てるのです。
建て御柱(たておんばしら)という祭のフィナーレです。
詳細は、後日のブログにて。
まずは、諏訪大社上社(かみしゃ)の山出し途上の「木落し」です。
4月初旬の3日間(2016年は4月2〜4日)に8本の御柱が山出し曳行の途中で「木落し」されます。
JR中央本線「茅野(ちの)駅」の近くの丘で行われます。
山出しと言っても、巨木はすでに山奥から曳き出されて茅野駅近くの丘の上まで来ているのです。
丘の上から見下ろした景色です。
JR中央本線の線路が見えます。
眼下には、大勢の観客。
手前の丘の上には、これから巨木(御柱)を落下させる人々で興奮状態です。
「山」ではなく「丘」と表現するのは、下社の山出し(1週間後)の現場に比べると、ということです。
下社の山出しの現場が、スキージャンプのラージヒルとすれば、上社の現場は巨大なウオータースライダークラスなのです。
ただし、ウオータースライダー並みかと軽くみてはいけないのです。
巨木の前と後ろに飛行機の羽のような木の棒が付いているのです。
この飛行機の羽のようなところに、隙間なく男衆がしがみついています。
まさか、このまま落下させるのか?
トランペットや太鼓の大応援団は、甲子園球場の高校野球の応援を彷彿とさせます。
1時間以上かけて、御柱がじりじりと斜面にせりだしてきます。
そして、御柱は、突然前のめりになり、丘の斜面を滑走するのです。
羽の棒にしがみついていた男衆は、そのまま滑り落ちていきます。
笑いながら!
恐ろしくないはずがない!
次回は、上社の川越えです。
御柱が、川を横断します。
御柱祭2016の公式ページ_上社山出し
http://www.onbashira.jp/yamadashi/kamisha/
御柱祭 イベント会場地図(手作り)
御柱祭を調べたとき、どこで何が行われるのか、なかなかイメージできません。
特に、「諏訪大社上社」をGooglemapで調べても、下社しか出てこなかったりします。
そこで、ご参考になればと思い、即席で地図を作成してみました。
お役に立てば。