長野県諏訪市 「御柱祭」は7年に一度の日本三大奇祭_(その5_下社木落し坂)

前回までは、諏訪大社上社の御柱祭を4回に渡りご紹介しました。

今回から、下社ということですが、2016年の桜開花が例年より約1週間早いなどと発表され、何かと気ぜわしくなってきました。
また、昨日、2016年の御柱祭のスケジュールのなかの下社木落し(4月8日)の有料観覧席の抽選に当選したとの通知があったため、気持ちは今年の御柱祭にシフトしてきました。
というわけで、今回、2010年の下社木落しをご紹介にて、とりあえず締めさせていただくことにします。


下社の木落しは、4月上旬にあります。
上社の木落しの1週間後です。

会場は、諏訪大社下社の北部、山の中です。
木落し坂を有料観覧席から見るとこんな感じです。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険 

逆に、木落し坂の上、つまり、御柱が坂を滑り落ちるスタート地点から見るとこんな感じです。
スキーのラージヒルジャンプ台の上から見下ろす恐怖感があります。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険


木落し坂の向こう側には、御柱を切り出した山に続く道があります。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

この御柱古道(おんばしらふるみち)を、数千人の氏子が巨大な御柱を引っ張ってくるのです。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険


木落し坂に到着した御柱は、順番に木落し坂を落ちるのですが、簡単には落ちません。
7年に一度の祭りなので、ものすごく時間をかけます。
観光バスできている人たちは、
「早く落とせぇ〜。バスが出てしまうぅ〜」などと切実に叫ぶのです。

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険


いよいよ、綱が引かれ始めます。
御柱が、どんどんせり出してくるのがわかります。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

突然、御柱はガクンと前のめりになります。
御柱を後ろから引っ張っていたロープが切られたのです。
木落しの開始です。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱の前に、誰かが巻き込まれたように見えました。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険


御柱が坂の下に到着し、停止しました。
巻き込まれたように見えた人は、無事でした。
御柱は、氏子たちに囲まれて大騒ぎです。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険


別の、御柱の木落しです。
望遠レンズ越しに、御柱のすぐ横を回転しながら落ちる男性の姿が見えました。
御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

御柱祭 2010 諏訪大社下社 木落し坂 危険

木落し坂の傾斜は、下から見たのではわからないほど急なのです。
一度転んでしまうと、自分で止まることはできません。
そして、坂は平ではないのです。
巨大な御柱が、ジャンプしながら滑り落ちるのです。

それでも、諏訪の人々は、この御柱祭を待ち焦がれ、そして今年がその年なのです。


ご参考までに、動画をアップしておきます。


下社木落し坂は、下記地図(手作り)の上部青色の丸印の場所です。
御柱祭 手作り地図 主要全場所 諏訪大社上社 木落し 川越え 建て御柱

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