島根県松江市 ホーランエンヤ(その1)

島根県のホーランエンヤは、12年毎に開催される船神事

隔年で開催される祭りを、式年祭といいます。4年毎とか6年毎などがありますが、松江市のホーランエンヤは、12年毎の開催ですので、かなり長い部類です。
地元の方でも、一生に、数度しか経験できません。

直近の開催は、2009年の5月16日〜24日でした。

Takataroは、24日(日)の最終日のみ観覧しました。
当日は、メインの舟行事の直前から雨が降り出し、最悪の撮影日和でしたが、12年に一度なので、迷う余裕はありませんでした。

松江城内の城山稲荷の神が、阿太加夜神社に7日間の旅

阿太加夜神社(あだかやじんじゃ)は、松江城から10kmほど離れた場所にある、出雲伝説上有名な神社です。
ホーランエンヤとは、松江城内の城山稲荷神社の神様が、祭り初日に阿太加夜神社に出向き(神幸祭:しんこうさい)、7日後に、松江城の城山稲荷神社に戻られる(還幸祭:かんこうさい)までの期間の祭りというのが、超簡略な説明になります。

島根県ホーランエンヤ01
巨大な注連縄(しめなわ)が、出雲大社っぽいですね。

島根県ホーランエンヤ02
阿太加夜神社の境内の大木には、藁(わら)で造られた大きな阿吽の龍蛇(あうんのりゅうだ)が巻きついています。アウンのアは、口を全開にする。ンは、口を閉じるということで、本来は、口をあけた龍と、口を閉じた龍の二匹がそろうのが普通だと思いますが、ここは、口を開けた龍のみでした。

阿太加夜神社から、船団が出航する

当日11時半頃、阿太加夜神社近くの意宇川にかかる出雲郷橋河岸から、船団が出航し、一旦、中海(なかうみ)に出て、他の船団と合流しながら、大橋川を宍道湖の松江城に向かいます。
島根県ホーランエンヤ03

「松江市」の公式ホームページ
http://ho-ran2009.city.matsue.shimane.jp/top.html

阿太加夜神社(島根県松江市東出雲町出雲郷)

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