佐原(さわら)という古き良き町並み保存地区
千葉県と茨城県の境界を流れる利根川が太平洋に流れ込む河口近くに佐原という街があります。
現在は市町村合併で香取(かとり)市ですが、2006年まで佐原市の中心地でした。
この街は、佐原の町並みと呼ばれる歴史的建造物が多く保存されているエリアなのです。
先日、テレビで、オヤ?佐原の町並みに似ているなと思ったCMが流れました。
ネットで調べたところ、やはりそうでした。
(大同生命のCM「会社が元気な町」編)
佐原の街の中心部を流れる小野川の両岸には柳の並木があり、歴史ある建造物が建ち並んでいます。
大同生命はいい場所を使ったなと思ったのでした。
小野川の両岸で夏祭りと秋祭りが別々に開催される
この佐原の山車(だし)行事は、全国33か所の山・鉾・屋台行事の一つとして2016年12月にユネスコ無形文化遺産の認定登録されました。
佐原には合計24台の豪華な山車(だし)があります。
南北に流れる小野川の東側の地区(山車10台)は、毎年7月に佐原の大祭夏祭りを行います。
小野川の西側の地区(山車14台)は、毎年10月に佐原の大祭秋祭りを行います。
私は、自宅から日帰りで行ける場所でもあり、夏秋合計で10回以上は訪問している祭りです。
この「佐原の大祭」が、昨年(2016年)12月に、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事(全国33か所の祭)」の一つとして登録されました。
(登録名は、佐原の山車行事)
よく撮影してきた祭りが登録されると、嬉しいものです。
今年の夏祭りは、当番交代の年だった
今年(2017年)の夏祭りは、7月14日(金)〜16日(日)の3日間でした。
私は、中日(なかび)の土曜日に行ってきました。
夏祭りには10台の山車が出ます。
一般の年は、中日でも10台が、別々に行動するのですが、今年は当番町が交代(3年に一度の引き継ぎ)する年度ということで、10台の山車が行列を組んでのパレードを行いました。
以下、画像です。
佐原の小野川沿いの町並み
伊能忠敬旧宅前にある、小野川にかかる樋橋。30分ごとに橋の中央から滝のように水が流れ落ち、通称「じゃあじゃあ橋」と呼ばれています。
日中の山車曳き回し
夜の小野川沿いの曳き回し
柳並木の小野川沿道の曳き回しは、山車の提灯が小野川の川面に映ります。