食用のハスと鑑賞用の古代ハス
茨城県の霞ヶ浦西岸は、レンコン(蓮根)の産地のため見渡す限り広大なハス畑がありますが、そこに咲くハスの花は「白色」ばかり。
食用の蓮根の花は「白」なのです。
一方、古代蓮の花の色はピンク。
古代蓮のレンコンは固くて食用に向かないのだそうです。
霞ヶ浦では、ピンクの花が咲くと葉に除草剤を塗って枯らします。
食用できない蓮根ほど根が強くて、根が深くどんどん広がるからだそうです。
守谷市にある古代ハスの畑
守谷市は、つくばエクスプレスの開通で急速に人口が増えているベッドタウン。
住みやすい街ランキングでも全国上位にある街です。
そこに古代ハスの畑があることを、守谷市民さえ知らないのです。
約50メートル四方の水田が古代ハスの畑になっています。
案内看板も何もありません。
知っている人だけが、やってきます。
毎年6月下旬から咲き始め、7月中旬頃までが見頃です。
早朝の風景
午前中の風景
ハスは午前中に満開になり、午後は花が萎んだり、花びらが落ちたりします。