7月24日、朝から昼過ぎにかけて華やかな花傘巡行、おっと今年から山鉾巡行もあるんですね。
観光客の多くは、この昼間の行事を見て、帰ってしまいます。
でも、本当の本番は、その後にあるのです。
「花傘巡行を見てきたよ!」って自慢しても、祇園祭に詳しい人から、「還幸祭(かんこうさい)は見た?」と聞かれるかもしれません。
「還幸祭」とは、四条寺町の御旅所(おたびしょ)に一週間滞在した八坂神社の神様が、再び御神輿(おみこし)に乗って、八坂神社に帰る行事です。
16時頃、御旅所前の四条通は通行止めとなり、御旅所から3基の御神輿が順番に運び出されます。
狭い歩道には、見物客がすし詰め状態です。
ただ、この還幸祭を見学目的で来た人は意外に少なく、寺町商店街や新京極商店街にショッピングに来ていた人たちが、何があるのかと集まってくるという割合が半数以上のように感じます。
こういう人たちの中には、後から来たにもかかわらず強引に割り込んでくる人がいるので、先に来て場所を押さえていた人たちともめ事になることがあります。
これは、どの祭りでも同じです。
私Takataroは、トラブルに巻き込まれたくないので、観客の一番後ろから撮影します。それも、背中には電柱とか壁面とか街路樹があって、Takataroの後ろに人が来ない場所を探しています。(余談でした)
さて、御旅所から最初に出るのは、中御座(なかござ)です。六角形の御神輿です。
御旅所で八坂神社の神官からお祓いを受けて、八坂神社に向けて出発します。
次に出発するのは、東御座(ひがしござ)です。四角形の御神輿です。
最後に出発するのは、西御座(にしござ)です。八角形で一番重たい御神輿です。
担ぐのは、半纏(はんてん)の背中に「錦」と書いてある集団です。
京都の台所といわれる錦市場の人たちが中心になるのですが、観客の中にはこの西御座を目的に観に来ている人も多いのです。
なぜか、理由は。ともかく豪快で迫力満点なのです。
お祭りに興味がない方にとって、同じような写真ばかりじゃないか、、、と思われた方も多いかもしれませんが、Takataroにとってはこれでも泣く泣く枚数を削って、これ以上譲れないというところなので、ヨロシク.
御旅所の場所は、祇園祭の期間以外は、「四条センター」という京都土産店になっています。
大きな地図で見る