五山(①大文字、②妙・法、③船形、④左大文字、⑤鳥居形)の中で、火床(ひゆか)に近づけるのは、東山如意が岳(にょいがたけ)の大文字の火床です。
大文字の火床を見るには、銀閣寺の横道からそのまま、東山如意ヶ嶽(岳)の山道を徒歩で登り、火床のある頂上まで一本道です。
頂上には、送り火で用いる護摩木を受付するテントが設置されています。普段は、テントどころか、トイレもない場所です。
大文字の火床です。
これは、大の字の3本の線が交差する位置の火床です。ここから、京都市内が一望できる絶景ポイントです。
鮮明ではありませんが、「左大文字」、「妙・法」の場所が分かります。
大の字の第1画(横棒)部分の火床です。
大の字の第2画(左ハネ)部分の火床です。
大の字の第3画(右ハネ)部分の火床です。
この火床風景をお見せするのは、後日掲載する、送り火終了翌日の風景と比べていただくためです。
さて、8月16日の、五山送り火の数日前から、銀閣寺門前などで、送り火に用いる護摩木の受付所が設けられます。
多くの方が、護摩木に「家内安全」などの祈願を書き込みます。
これらの護摩木は、大文字の場合、荷物用ロープウエイで山頂まで運ばれます。