大文字の着火前は前回詳しく紹介しましたので、他の山について、簡単に紹介します。
いづれも、8月15日送り火当日の景色です。
左京区松ヶ崎東山の「法」です。鉄製の火床の上に、護摩木が積み上げられ、ビニールで覆われています。
左京区松ヶ崎西山「妙」です。
北区大北山鏡石町「左大文字」です。金閣寺近くの住宅地密集地の裏山になります。
ちょうど、多くの檀家やボランティアの人々が、護摩木の積み上げ作業中でした。ここの火床は石積みです。
「鳥居形」です。
鳥居形は、嵯峨鳥居本(さがとりいもと)という地名に場所にあり、ここは愛宕山愛宕神社に向かう入山口でもあります。
「鳥居形」は、大覚寺大沢池の堤に立つと、大覚寺の屋根越しに見ることが出来ます。ただし、目的を持って探さなければ、まず気がつくことはありません。
この「鳥居形」に、送り火当日に行っても、他の山のように火床の上に護摩木が積み上げられていません。
この鳥居形では、護摩木を横に寝かせて積み上げるのではなく、箸立て(はしたて)のように、割木を縦(たて)に立てます。