羽立(はだち)駅からタクシーで一路、祭会場の真山(しんざん)神社に向かいました。
真山神社は、男鹿半島のちょうど真ん中あたりの山の中腹にあります。
現地に到着したのは、午後1時頃で、祭開始までまだ5時間以上あります。
祭の撮影には、これくらい早く現地に入ることは珍しいことではありませんが、さすがに観光客は誰もいませんでした。
「なまはげ館」という建物の前でタクシーを降りて、この施設を見学することにしました。
確か500円を払って入場したのですが、なんと4時以降であれば、無料だったのです。(祭の3日間のみ)。
館内の解説者の方から、「なまはげ」のことを詳しく教えていただきました。
館内は、写真撮影OKですが、インターネットには公開しないように言われましたので、残念ながらここに掲載できません。
館内には、150体の等身大の「なまはげ」人形が展示されています。
なまはげ館の公式ページ
http://www.namahage.co.jp/namahagekan/
「なまはげ館」から真山神社まで100メートルほど。
真山神社の入り口に、「なまはげ柴灯(せど)まつり」の会場案内図がありました。
この図と照らしながら、以降の画像を見ていただければ、わかりやすいかと思います。
神社入り口の「仁王門」です。
門の両側に仁王の木像が立っています。
仁王門から階段を登ります。
階段を登りきったところに、神社の社殿があります。
この社殿の左側の山道部分が、まつりの最初の「なまはげ入魂」と、祭最後の「なまはげ献餅(けんぺい)」が行われる場所です。
社殿の左奥に広場があります。
この広場が、祭会場です。
真ん中で、大きな焚き火の準備が行われています。
この焚き火のことを「柴灯(せど)」と言います。
祭の1夜で燃やす木の量は、男鹿の家一軒が一年間に使用する量に匹敵すると説明されていました。
柴灯(せど)の向こう側に見える建物は神楽殿です。
ここで、プログラムの「なまはげ行事再現」と「なまはげ太鼓」があります。
徐々に日が暮れて、真山神社に灯がともる時間になりました。
この時間になると、祭を見にくる客が次々に登ってきます。
「柴灯(せど)」は大きな炎を吹きあげ、赤々と燃え始めました。
いよいよ、祭の開始時刻が近づきます。
つづく