2番目のプログラム「なまはげ行事再現」とは、会場奥にある神楽殿で行われます。
「なまはげ行事」は、男鹿半島全域で、12月31日(大晦日)に行われます。
「なまけものはいねえか!」、「悪い子はいねえか」と「なまはげ」が家庭を訪問するのです。
「なまはげ」の語源は、怠(なま)け者が、冬に働かないで囲炉裏(いろり)の火に当たってばかりいると、低温やけどでできるマメのことを「ナモミ」といい、この「ナモミ」を剥ぐ(はぐ)、が語源とのことです。
「怠け心を剥(は)ぐ」と覚えたほうが、覚えやすいかもしれません。
「悪い子はいねえか!」これは、子供を戒めていることはわかります。
「怠け者はいねえか!」これは、男鹿半島以外の町村から嫁いできた新婚の嫁に対するものなのだそうです。
男鹿半島では、嫁が働かないで囲炉裏に当たっていることはゆるされない厳しい生活があったということです。
一年の締めくくりの大晦日に「なまはげ」はやってきて、家の主人(あるじ)に、今年一年がどうであったかを問答するのです。
「米の出来はどうだったか?」
「家族の健康はどうだったか?」
「子供は勉強しているか?」
「嫁は働き者か?」
これに、主人が答えてゆきます。
下記の画像で、主人(あるじ)は、子供を抱きかかえて隠しているのですが、照明の関係と、服の色が同系色で、よく見ないとわかりません。
なまはげは、「来年また来る」と言い残して、帰ってゆきました。
「なまはげ行事再現」の動画です。
画像は最小サイズに縮小しましたので粗いですが、雰囲気は伝わるとおもいます。
面白いと思われた方は、ぜひ来年、現地でライブで見ていただきたいです。
「なまはげ」の足踏みの回数、お酒は飲むが、料理には手をつけないなど、儀式のルールがあるのです。
つづく