私Takataroは、幼少のころテレビで「なまはげ」なるものが突然家に入ってきて、歩き回りながら大きな声で何かを言うと、その家の子供が泣き叫ぶという映像を見て、なんて恐ろしい生き物がいるのだろうと恐怖心を持った記憶があります。
そのことを、おふくろに話したとき、おふくろは、「あなたも、乳離れが悪かったから、おっぱいに墨で鬼の顔を描いたら、それ以来おっぱいが欲しいを言わなくなった」と言われました。昔の鹿児島での話ですけど。
あれから50年以上も過ぎて、ようやく本物の「なまはげ」に会いに行くことにしました。
「なまはげ」行事は、本来12月31日(大晦日)に男鹿(おが)半島の集落で行われる行事ですが、50年以上前から、秋田県の小正月行事として、2月中旬に「なまはげ柴灯(せど)まつり」が開催され、ここに「なまはげ」が出演するのです。
私Takataro.普段は撮影にはマイカーで行くのですが、関東から真冬の男鹿半島までマイカーで行けるものかだんだん自信がなくなり、結局高速バスを利用することにしました。
新宿を23時出発のWillerバスに乗り、秋田到着は、翌朝8時です。
JR秋田駅は、強風で横殴りの雪が降っていました。
マイカーで来なくてよかったと思いました。
ただ、思ったより雪が積もっていないことに驚きました。
後で地元の人に聞いたところでは、秋田市や男鹿半島(男鹿市)は、海に近いため風が強く、雪は積もりにくいとのことでした。
秋田駅ビルで朝食を食べると、すぐにJRで男鹿に向かうことにしました。
男鹿駅から「なまはげ柴灯(せど)祭り」会場の真山(しんざん)神社に向かう臨時送迎バスは15時30分から運行ですが、臨時バスでなくても、通常運行のバスもあるだろう、、、、と考えたのは失敗でした。
私Takataroの撮影旅行日程は、2月13日(金)は、男鹿の「なまはげ柴灯(せど)祭り」、14日(土)は角館(かくのだて)の「火振りかまくら」、15日(日)は横手の「雪まつり」という計画でした。したがって、2泊するホテルはJR秋田駅の構内にある「東横イン」にしたのです。
結果は、「なまはげ柴灯まつり」が13日(金)だけでは撮影が終わらず、14日(土)も男鹿に行くことになりました。
14日の午前中は、強風により列車運休で秋田駅から動けず。
15日(日)に特急電車で大館の「アメッコ市」。午後は湯沢に移動し「犬っこまつり」、そして夜に横手の「雪まつり」という、当初の計画を大きく変更した旅になりました。
さて、男鹿駅15時30分発の臨時送迎バスに乗るには、秋田駅14時41分発に乗れば間に合うのですが、私Takataroは、正午前に男鹿駅に着いてしまいました。
男鹿駅では、「なまはげ」の人形が出迎えてくれました。
ますます、本物に早く出会いたいという思いになるのです。
はやる心で、男鹿駅の観光案内所に行き、真山神社(しんざんじんじゃ)に行く方法を聞きました。
なんと、バスは、15時30分の臨時送迎バスしかないとのショックな回答。
男鹿駅からタクシーに乗ると、4000円程度かかるとのこと。
ただし、一駅戻り「羽立(はだち)駅」には、観光タクシーがあり、二人以上なら一人1000円で「真山神社」に行けるとのこと。
結局、一駅戻り「羽立駅」からタクシーで「真山神社」に向かいました。
他に同乗する客もいなかったので、一人で2000円支払いましたが、それでも有難いと思いました。
つづく
なまはげ柴灯まつり紹介ページ
http://www.oganavi.com/sedo/
なまはげ柴灯まつり会場(真山神社)の場所
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