秋田県の小正月(こしょうがつ)の祭り「大館アメッコ市(いち)」を撮影のため、青森県に近い大館市に行きました。
大館駅に降り立って、雪国であると実感しました。
線路が雪で見えない。
大館駅の改札近くに、赤い鳥居があり、犬の像が鎮座しています。
まるで渋谷の忠犬ハチ公みたいだなと近づいてみると、本当に忠犬ハチ公でした。
なんと、大館はハチ公が生まれた町だったのです。
駅前のロータリーにもハチ公の像が雪に埋もれるようにありました。
駅前から、バスで向かったのは、「大館アメッコ市(いち)」の会場です。
バス道路は雪が固まって白いまま。路側には雪が積もっているため、車道を人が歩いています。
バスが後ろから来ても、雪の壁があるため歩道に避けることもできません。
バスで10分程度のところに、アメッコ市の会場がありました。
到着した時は、雪と風でカメラを取り出すのに躊躇(ちゅうちょ)するほどでした。
アメッコ市とは、1558年頃から当地で続けられている冬の民族行事です。
小正月に飴(あめ)を食べると「風邪」をひかないと言い伝えられているそうです。
のちに、ミズキの木(花ミズキといえばわかるとおもいます)に飴をつけて、稲穂(いなほ)に見立てて、豊作を祈願することになったそうです。
会場には、多数のミズキの木が置かれ、枝には桃色の飴が、桃や梅の花が咲いているかのように多数付けられています。
会場の通りには、多数の飴屋台が並んでいます。
昔なつかしい飴も多数の種類が並んでいます。
一袋200円とかなので、ついつい買っているうちに、7種類も買ってしまいました。
私Takataroは、普段アメは食べません。甘いものは好きなのですが、硬い飴を口の中で長時間なめるというのが、どうも合わないのです。
今回は、持ち帰った中から柔らかいきな粉飴だけ自宅で食べました。美味しかった。
その他の飴は、ご近所のお年寄りにお土産として配ってしまいました。
このアメッコ市のイベントの一つに。「白ひげ大神(おおかみ)巡行(じゅんこう)」というものがあります。
山からやってきた「白ひげ大神」が飴を買って山に帰るとき、その足跡を隠すため吹雪になる、という言い伝えがあるとのこと。
白ひげ大神のお伴(とも)をしていたのは、秋田犬キャラクターでした。
大館市の公式ページ
http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/amekkoichi.html
アメッコ市の会場(おおまちハチ公通り)の場所
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