大日向の火とぼしの起源
群馬県南牧(なんもく)村大日向(おおひなた)で、お盆の8月14日&15日に火とぼしと言う火祭りが開催されます。
お盆の火祭りといえば、精霊(しょうろう)の迎え火または送り火と思っていました。
先祖の精霊を迎える時の目印として火を焚く、またはお盆を過ごした精霊が黄泉の世界に帰る足元を照らしてあげる(京都五山の送り火など)というものです。
しかしながら、この大日向の火とぼしは、戦国時代に大日向の人々が武田の軍勢に加勢して勝利したことを祝ったことが起源だと言うことです。
火とぼしは、橋の上で行われる
火とぼしが行われる場所の景色です。
南牧村活性化センターという臨時駐車場から、徒歩15分ほど歩いた場所です。
火とぼしは、橋の上で行われます。
川の対岸には、安養寺という立派なお寺がありました。
夕刻6時頃から火振りが始まった
歌謡曲が、スピーカーから大音量で流れる中、橋の上に焚き火の灯りが見えました。
そのうち、3メートルほどの長さの綱の端に巻きつけたワラ束に火をつけて、橋の欄干(らんかん)でグルグル回し始めます。
橋の中央と両端の3カ所で回します。
橋の下の河原でも時々、火振りが行われていました。
(火振りというのは、この祭りで使う表現ではなく、秋田県角館市の「火振りかまくら」をイメージしてこのブログで使用しているだけです)
動画です。
大日向の火とぼしの開催場所